麻生八咫(あそう やた)

1952年生まれ。
獨協大学卒業後、一人芝居「日傘と剃刀」を全国400回公演。
徳川夢声とともに活躍した最後の弁士・池俊行氏の活弁「坂本龍馬」との出会いにより活弁士となる。

1995年 伊・パルマ市にて文化庁主催「ジャパン映画フェスティバル」で活弁公演。

1998年 活弁界初の文部大臣賞受賞。

2004年 埼玉坂本龍馬会会長就任。

2005年 浅草で声のワークショップと活弁教室始まる。

世界一周の船上公演でも活躍。活弁公演、活弁教室を全国展開中。

著作『映画ライブ それが人生』麻生八咫・子八咫共著(高木書房)

ごあいさつ

本日はお忙しいところ、“活弁士 麻生八咫・子八咫本舗”に、ようこそのご来館、誠にありがとうございます。
活弁を昔懐かしく思われる方、ようこそ。
はたまた、活弁って何?とぜんぜんおわかりにならない方、ようこそ。

・・・・・・老いたる者には過ぎにし青春の郷愁を、また若人には遠く遠くゆき過ぎて帰り来ぬ幻の夢を!
無声映画には、名作と呼ばれる作品が数多く残っております。
活弁士によって、映像がより親しみをもって迫り、心から楽しめるものとなることでしょう。
名作は時代を超えて変わらぬ感動、新たな感動を呼びおこしてくれます。

私、麻生八咫は、活弁を21世紀に甦る新しい舞台芸とし、無声映画の名作を掘り起こし、多くの方に楽しんでもらいたいと考えています。
何卒よろしくお願い申し上げます。

活弁士 麻生八咫 演目

洋画

チャップリン監督・主演作品
「街の灯」(87分) 1931年 アメリカ
「黄金狂時代」(72分) 1925年
「キッド」(54分) 1921年
「パリの女性」(82分) 1923年
「醜女の深情け」(40分) 1914年
「冒険」(20分) 1916年
「消防夫」(20分) 1916年
「寄席見物」(20分) 1915年
「チャンピオン」(20分) 1915年
「移民」(20分) 1917年
「大番頭」(20分) 1916年
「スケート」(20分) 1916年
「失恋」(20分) 1915年
「お掃除番」(20分) 1915年
「お仕事」(20分) 1915年

ハロルド・ロイド主演作品
「豪勇ロイド」(15分) 1922年 アメリカ
「化け物退治」(20分) 1920年
「巨人征服」(60分) 1923年
「用心無用」(60分) 1923年
「猛進ロイド」(70分) 1924年
「ロイドの人気者」(70分) 1924年

バスター・キートン主演作品
「鍛冶屋」(20分) 1922年 アメリカ
「警官騒動」(20分) 1922年
「文化生活一週間」(20分) 1920年
「化け物屋敷」(20分) 1921年
「白人酋長」(20分) 1921年
「空中結婚」(20分) 1923年
「船出」(20分) 1921年
「恋愛三代記」(60分) 1923年
「探偵学入門」(50分) 1924年
「セブンチャンス」(50分) 1925年
「蒸気船」(60分) 1928年

邦画

実写映画
「瞼の母」(65分) 昭和6年 稲垣浩監督 ・ 片岡千恵蔵主演
「子宝騒動」(35分) 昭和10年 斎藤寅次郎監督・小倉 繁主演
「沓掛時次郎」(60分) 昭和4年 大河内伝次郎主演
「血煙高田の馬場」(10分) 昭和3年 大河内伝次郎主演
「血煙荒神山」(14分) 昭和4年 大河内伝次郎主演
「野狐三次」(14分) 昭和5年 林長ニ郎主演
「雄呂血」(72分) 大正14年 阪東妻三郎主演
「雪の渡り鳥」(60分) 昭和6年 阪東妻三郎主演
「忠魂義烈 実録忠臣蔵」(30分) 昭和3年 牧野省三監督
「坂本龍馬」(35分) 昭和3年 枝正義郎監督・阪東妻三郎主演
「国定忠治」(12分) 大正13年 牧野省三監督・澤田正二郎主演
「伊豆の踊り子」(80分) 昭和8年 五所平之助監督
「月形半平太」(12分) 大正14年 衣笠貞之助監督・澤田正二郎主演
アニメ映画
「のらくろ二等兵」(12分) 昭和8年 田河水泡作
「のらくろ伍長」(12分) 昭和9年 田河水泡作